中古住宅の見方

皆さんこんにちは。武長のタケマサです。

朝晩に秋っぽさを感じられるようになりましたが、日中はまだまだ暑いですね。暑さ寒さも彼岸だでと言います。今年の秋彼岸は9月20日です。本当に涼しくなってくれるといいんですけどね。熱中症対策に感染予防の両方に気を付けて元気に参りましょう!

私は前職で…とは言っても不動産業者ですから業種は同じだったのですが。自社で建築工事もやっていこうということになり、20数年ほど木造在来工法の建設業に携わった経験があります。当時20代で全く建築を知らなかったので、大工さんたちの言葉、専門用語でしょうか何を言っているのか分かりませんでした。尺寸での寸法や㎜表示の図面にもなれませんでしたが、職人さんたちに叱られながらなんとか覚えました。お客様へご提案する建築プランの作成から住宅ローン、現場の監理、職人さんとの打ち合わせなど一通りを経験することができました。基本的に建物が好きなんです。だから、中古住宅の見方なんかも少し変わってきてしまうんです。

一昔前、木造の住宅は築20年を越えると価値がなくなると言われた時期があります。最近は技術も進歩しましたし、返済期間35年の住宅ローンが一般的ですから20年で価値がゼロとはいかないと思いますが、築30年というと少しお話が違ってくるようです。「建物解体して売土地にしないと売れないよ」なんて言われるようになってきます。解体と言ってもその工事費用は200万円を下りません。これから売却しようというのに、その経費は少し考えてしまいますね。でも、本当にそうでしょうか。価値が無いのでしょうか。

阪神淡路代震災でほとんど被害が無かったと報告されている基準の木造住宅があります。耐震新基準と言われる1981年6月以降の建築確認によって建てられた住宅です。もう40年以上前のお話ですね。その後建築基準法の耐震基準が改正されたのは2000年です。これも20年以上前のお話ですね。つまり、40年ちょっと前の建物でも現在に通用する強度を備えているとも言えます。なので、私が建物を査定する場合には、こういった点も評価します。法改正のタイミングによって、当時も建築費用は上昇したんだと思うんです。建築経験が無いと築年数で判断するしかないんですよ。これも間違いではありません。不動産業者のみならず、金融機関や保険会社もそう見ると思います。でも、私はこの辺りも評価したくなるんです。でも、シロアリ駆除や外壁塗装歴なども伺います。お手入れの有無によって建物の状態は変わりますから。

今、不動産のご売却をご検討で、古い建物があるという方。ぜひ一度見せて下さい。特に解体工事を勧められているという方、解体工事を決める前に見せて下さい。ご売却の結果が大きく変わるかも知れません。査定調査は無料です。秘密厳守はもちろん、社名の無い車両で対応させていただきます。ご興味がおありの方は、いつでもお気軽にご連絡下さい。お待ちしています。では次回もよろしくお願いします。

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