不動産取引の主役は?

皆さんこんにちは。武長のタケマサです。

先日北海道で大きな地震がありましたね。大きくも小さくとも被害に遭われた皆様には心よりお詫び申し上げます。震度5という震度の地震は大きな地震ですよね。気のせいかも知れませんが、一昔前ならもっと大騒ぎになっていたような気がします。震度5以上と言えば大地震の部類ではなかったでしょうか。ここ最近の地震は規模が大きなものが多く「最大震度5弱」などの言葉の強さが失われているというか、一般に聞き慣れてしまっているように見受けられます。本当はそれはいけないことですよね。私の出身地の焼津市や、現在住んでいる藤枝市でも震度5を何回か経験しましたが普通に歩くのが怖いと思われるくらい揺れますよね。あらためて防災意識について認識する機会にできたらと思います。

さて、本当はこういった話題と関連付けていいか迷いましたが、分かりやすくもあると思えましたのでちょっとお話したいと思います。これは、葬儀屋さんと葬儀全般をご依頼されようとするご親族の会話です。「お坊様のお礼はどのように考えておけばよろしいのでしょうか。」とご遺族の方がご質問されます。すると業者さんは「お導師様はお一人として、そのほかのお坊様は何名様ご依頼になるかという人数も決めなければいけませんね。お導師様がお一人、お導師様以外が4名様というのがだいたい標準的なところです。お礼はお導師様が○○万円とすると、そのほかの方は半分の△△万円くらいです。」「お坊様方のお食事は?」「特にご希望が無い場合はお坊様は皆様とはお食事をされませんので、別にお食事の折をご用意していただき、お土産と一緒にお持ち帰りいただくようになります。」他にも、お坊様のお車代やお着換えの場所、お寺でのお支払いのタイミングや費用の種類のご質問と説明などのやり取りが続き、最後喪主様は「そういもんなんですね。」とご納得をされるというやり取りをお聞きしました。この場合、送り出される方、つまりお亡くなりになられている方は主役でありますが、すでに現世に存在されていませんので、実質的な主役は喪主様ということになります。ここからですが、こんなこと考える?と思わずにお聞きください。この主役の喪主様は本当に納得してお支払いになるのでしょうか。ご説明をお聞きになって「なるほど。昔の人は本当によくお考えになっていたんですね。これだけかかるのは納得です。お支払いしましょう。」とご説明に納得されてお支払いになるのでしょうか。すみません。帆tけ様にかかるお金がもったいないというお話ではないんですよ。

不動産の売買のお話でも似たようなお話があるなぁと思ったんです。「不動産を売ろう」とお考えになったAさんは不動産業者Bに相談します。「この土地を売りたいんだけど、いくらくらいで売れる?」「そうですねぇ、この辺りだと坪単価◇◇万円くらいですね。全体で50坪ですから、この坪単価かける50坪説いたところですね。」「なるほど。そのくらいなんですね。分かりました。その方向で進めて下さい。」「それでは、ご売却をご依頼いただくということで専属専任媒介契約をお願いします。」「専属専任媒介契約?そういうものが必要なんですね。分かりました。」お気付きでしょうか。ご葬儀の費用を説明されている葬儀屋さんの説明の際と同様に「そういうものなんですよ。場合」という説明がなされていて、ご依頼になる方も「そういうものなんだ。」と世間一般ではそうするのが正しいのだなという判断基準でご納得されています。お話が進んでいくと、(業者)「お客様から反応があったんですけど、金額を現在の販売金額から100万円下げてくれないかと交渉がありました。どうしましょう。」(お客様)「今の情勢ではどうなんでしょうか。皆さんはそのくらいの金額なら下げてますか?」(業者)「言いにくいですけど、そういう方が普通になっていますね。」(お客様)「そういうものなら仕方ないか。」とか、(業者)「とtの上に立っている古家なんですが、解体して更地で引き渡してほしいと先方がおっしゃってます。どうしましょう。」(お客様)「それは邪魔ですよね。土地で売り出している場合どうするべきなんでしょう。」(業者)「おっしゃる通り物件は売り土地なんで、建物は壊して土地だけのじょうたいでお引き渡しになることが一般的です。」「一般的ということなら仕方ないですね。そうしましょう。」となっていってしまうのでしょうか?

本来、不動産売買の主役は売買という文字の通り売主様と買主様です。媒介業者はその間に立って意見の調整をする調整役です。「普通はそういうものです。」という言い方はしません。意見を求められた場合「こうされる方を多くお見受けしますが、今回のいきさつとしては…」とか「お客様はどちらをご希望ですか?先方のご希望もあわせてお話してみましょう。」調整役のすべきご提案はこうなるはずではないでしょうか。また、事の始まりの土地の販売価格の決定の手順や媒介契約の契約方法の選定についてもお客様へのご説明の上でのご選択という段階を踏んでいません。つまり、お客様が主役であるべき売買契約を進めるプロセスに主役のご意見やご希望が反映されずに、慣例や業者の誘導による事務作業の効率化(?利益の主導)が行われているに過ぎなくも見えます。これは本来の流れとは違うものと考えます。

本楽の流れは先ほどより申し上げているように、主役であるお客様がどうするべきかをご判断なさり、調整役の業者がお客様のお考えをご契約に反映していくという作業がなされるべきです。しかし、お客様は不動産の専門家ではありません。ご自身のご希望をどのように伝えたら良いか、どう判断するべきか、今どうしておけば今後の作業がスムーズになるかなどはなかなかわかりにくいものです。そこで、以前よりお話してるご売却の模擬体験、シミュレーションをご体験されておくとこの部分のご判断にお役に立てます。また、業者と一緒にこのシミュレーションを作成することにより意思疎通もスムーズになろうかと思われます。お客様がどうされたいのか、最終的に何を目的とされているのかを把握していることにより、そのアドバイスもより的確に差し上げられようと考えられます。そういった意味でも武長がお勧めします無料ご売却体験をご利用下さい。データだけをお持ち帰りになって、売買は他の業者でまとめたという結果でも全然かまいません。「それじゃあ、オタク商売にならないじゃん。しつこく営業するんでしょ。」とお思いになるでしょう。それはそうです。でも、そんなことをしてもお客様からお仕事はいただけるものでしょうか。「この人に任せてもいい」「この業者に任せたい」とお感じにならなくてはお客様もお仕事はお任せにならないと思います。だから、結果的に武長の仕事にならなくてもそれは仕方のないことです。選ばれる対象になれなかった私がいけないのですし、お任せいただけないということは、このご提案自体がお役に立てなかったということですもんね。それは仕方がありません。そんな風に考えています。どうぞお気軽に、安心していつでもご相談下さい。いつでもお待ちしています。

ご参考にご覧ください↓

藤枝市・焼津市の不動産買取は気軽にご相談【武長】ご希望に応じた不動産買取・ご売却プランを一緒につくりましょう! (takechou-fudousan.jp)

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