最近、事故物件なんて言うお話をよく聞くようになりましたね。何らかの事件の現場になったとか、孤独死の現場になってしまったとか。考えてみれば、お亡くなりになった方がいらっしゃらないお宅はありませんし、孤独死というのはオカルトというよりも独居老人の増加と言った社会問題ではないでしょうか。なんてことを言っても、このお仕事をしていると不思議な経験もします。
これは焼津市の某所でのことです。当い勤務していた会社で中古住宅を買取り、若干のリフォームをした上で販売しました。当時はまだバブルの名残がある頃で、不動産の市場も活況とは言えないもののそれなりの動きがあった頃です。その家が売れないんです。1ヵ月、2ヶ月、半年近くになっても売れない。さすがにこれは遅いということで、当時の社長の従弟でお坊さんをしてらっしゃる方にご祈祷をしていただこうということになりました。このお坊さんがすごい方で、いわゆる見える方なんです。歴史ある宗派の修行をされてお寺ではなく、布教所のような場所を設け活動されていました。清水区にお住まいなので、お向かいに上がり東名高速道路を走っていましたら「君たちが買ったのは道路のこっち側だね」と言い当て「今後はここは買ってはいけないよ」とおっしゃいました。現地に到着して開口一番「この木、三人こっち見てるよ」ゾゾゾ!やめて下さいよ~。と思っていたら、次に倉庫へ行きました。そこの倉庫の中には井戸がありました。「最悪だ。井戸と地の神様とお稲荷様が祀ってある。この組み合わせは良くない」と、その場でご祈祷開始。井戸をお清めしていただき、お祀りしてあった御札類はお坊さんに後日お炊き上げをしていただきました。そしたら、その後3日でお客様がご購入になりました。近所の神主さんにもお話を伺ったら「この辺りは古戦場で、当時の亡骸があちらこちらに埋めてあるんですよ。みんな言わないけど(幽霊)出るお宅多いんですよ」とのこと。
ホントにあったんだ!というお話です。特に事故物件というお話ではありませんが、売れにくかったことには関係あったのかな?という想いは残りました。こういったお話も世代が変わるごとに風化していくのかもしれません。そんな地域でも武長では大歓迎です。このような物件でも最終的には売れたので問題はありません。その後ご購入のお客様から「出た」というご連絡もありませんから平気です。今現在「売りに出しているんだけどなかなか売れないんだよね」という方。セカンドオピニオンという言葉もあります。武長の不動産買取、ご売却をお試し下さい。しつこい営業はありません。お気軽にご相談下さい。