不動産はいつでも売れる?

皆さんこんにちは。土地のご売却をお考えの方のご相談に「今じゃないんだけど」というフレーズが良く入ります。ではいつなんだろ?と考えます。今の価格をアドバイスするか、過去のデータをお示しする事しかできません。なので「今すぐではないんだけど、売るとしたらいくらぐらい?」というご質問に対しては「先のことは分かりませんが今の価格を知ることによりご参考にしていただけると思います。」とお答えします。ウソはつけません。

また、ご売却をお考えの不動産が使っていないもの、住んでいないものであると管理やリスクヘッジに費用がかかります。平たく言いますと草刈りや建物の保全、火災保険などです。草刈りなどは業者に依頼すると5万円以上かかることが多いです。それも1回ではありません。夏のうちに多くて3回は行う必要があります。費用と言いますと固定資産税や都市計画税もかかりますね。お住まいではないので控除もありません。そのまま課税されます。建物の築年数によりますが、年々価値が下がっていきます。つまり売却価格が下がっていくということですね。土地の価格が順調に上昇していた時代なら、建物の償却分は地価の上昇で補えましたが今は地価が下がっている時代です。

そう考えると「今じゃないんだけど」「先々」「その内」というタイミングではなさそうですね。引き延ばしても何も生まれません。デメリットが大きいと言えます。では、不動産を売るのはいつなんでしょう。「今でしょ!」と言うことになりますよね。どのみち使わない、住まないものでしたら所有していても意味はありませんし、何しろ所有することに経費が掛かります。数字だけのお話しではなく、建物がある場合には火災や地震での倒壊、土地のみの場合には不法投棄や雑草の処理、無断駐車など心配事は少なくありません。「いつか」とお考えの皆さん。これを機にご検討になってみてはいかがでしょうか。

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