皆さんこんにちは。武長のタケマサです。
「その時」ということで、私のガン経験で考えたことのお話をしています。今現在その状況にある方、今後そうなるかもしれない方々のご参考になればと思います。
「その時」ということで、私が癌を経験して考えたことや感じたことをお話していますシリーズの4回目です。「5年生存率」という言葉ご存知でしょうか。癌の治療をしている又は治療をした方が5年後に生存している確率です。国立がんセンターのデータによりますと、私のような喉頭の癌の場合81.8%とされています。残りの18.2%の方はお亡くなりになっているということになります。しかし、若くして患う方ばかりではなく、高齢となってから治療を始められた場合には癌が原因とばかりは言えないですよね。18.2%の方々はその割合からはむしろ天寿を全うされた方の数とも受け取れます。私も個人経営者として5年先という短いゴールは全然想定していません。3人の子供たち全員が独立し、お仕事関係でもそろそろ引退かなと思えるまでは現役を続けるつもりです!
でも、人間一寸先は闇って言いますから先のことって分かりませんよね。でも、だからと言ってネガティブに考えていてはいけないと思うのです。闇って言葉にするとネガティブにとらえがちですが、「どうなるか分からない」ということは「どうとでもできる」ということと同じですよね。私は入院中に5年生存率という言葉を考えるときにはそう考えるようになりました。「5年後はどうなっているんだろう…」ではなく「5年後までにはこうする」と。万が一かなわないかもしれません。でも、目標を達成するまでは…と頑張れますよね。こういった頑張りを支える社会保障制度があります。健康保険に加入していれば良いこともあります。
例えば高額医療という制度です。これは治療を受ける際の費用に個人負担の上限を定めるという制度です。所得によって5段階に分かれています。個人が負担する医療費の上限を35,400円から252,600円として、医療費の月額がその金額を超えたら、その分が返金されるという制度です。例えば、月々の収入が26万円以下の方の場合には個人負担の医療費は月額57,600円となります。1か月入院して200,000円の医療費がかかった場合には、いったん支払う必要はありますが翌月に差額の142,400円は還付されます。これはとてもありがたい制度ですね。でも…1か月は無収入になるわけだし…ということについても、ちゃんと健康保険に加入していれば保証されます。これは企業で働かれている社会保険に加入の方が使える制度なのですが、例えば入院して3日目以降の4日目から標準報酬日額の3分の2が支給されるという制度、傷病手当金というものです。例えば日給が10,000円とするとその3分の2となる6,666円が支給されます。1か月あたり22日欠勤したとすると(休業日は支給されません)この日額かける22日ですから146,652円が支給されます。個人的にほかの保険に加入していれば退院後には入院保険が支給されます。3大疾病保険などに加入していて癌などにかかった場合には、かかったと診断された時点で保険金が支給されます。住宅ローンの団体信用生命保険に3大疾病特約などを付けておけば、その時点で住宅ローンもなくなってしまいますね。なんか…癌になったらいいことあるよってお話になってますか?
そうではなくて、私はおかげで治療に専念できたというお話です。私も住宅ローンを返済しているという立場です。3大疾病特約…つけてなかったんですね~。付けておけば良かった!でも、知っていれば使える社会保障って結構多いんです。そういったものを活用して治療をしっかり受けていけば5年後も安心な日々を送れる気がしませんか?特にこれから住宅ローンを組もうとお考えの皆さん。少なくとも病気やお怪我の治療についてはこういった社会的担保も用意されています。ご返済を続ける、家を守るということの不安も和らぎませんか?個人保険も含めてしっかり備えておけば病気やけがによる長期入院は返済の脅威にはならない!とも言えそうです。こんなことを考えられたのも、のんびりと入院生活を送れたおかげかも知れません。立ち止まって考えると思いつくことも多いですね。
気が付けば…すっかり長文になってしまいました。お付き合いありがとうございました。病気になること自体はいいことではありませんが、悪い状況の中でも良い効果を出せるか出せないかは考え方次第ですね。それでは次回もよろしくお願いします!
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