「相続放棄するよ」と言われた土地

皆さんこんにちは。最近少し涼しくなりましたね過ごしやすくなりました。

最近「負の資産」という言葉を耳にしたことはありませんか?相続を望まれない土地や建物のこともこれに含まれます。相続したくないものってあるの?と三男の私は考えてしまいます。(いやしいですね~)

以前、ご相談いただいたお客様も同様のことでお悩みでした。もう80歳になろうかという男性で、奥様を亡くされ一人暮らしをされていました。お子様はお二人で、既に関東方面に自宅を持たれていて、地元に帰る予定は無いとのことです。お子様達は地元で暮らす予定は無いし、遠方の資産は管理できないから相続が起きたら放棄するよとおっしゃっているとのことです。「誰か欲しい人がいれば挙げてもいいけど…」と言われていました。思わず「ハイ!」と手を挙げてしまう衝動にかられてしまいました。それにしても放棄とはもったいない…。自宅以外の不動産で、基本的には家が建てられない市街化調整区域の土地でした。「それじゃあもったいないですから、物件をお調べしてみますよ。」というのが事の始まりでした。

調べてみると、現地の半分強は例外的に建物が建てられる既存住宅であることが分かりました。確認を進めていくと位置指定道路まで入っていました。位置指定道路というのは建築基準法で公道と同じく取り扱われる私道です。道路を除いて約210坪ほどありましたので、分割して販売する土地として分譲業者さんにご購入いただきました。こういうこともあります。今お悩みの方、どうぞお気軽にご相談下さい。

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