皆さんこんにちは。武長のタケマサです。
11月に入り寒さを感じる日が増えてきました。同時にインフルエンザも急激に流行していますね。秋をひとっ飛びして冬がやってきた感じです。手洗いうがいに気を付けて、今年の締めくくりに備えましょう。
空き家を持っていても住む予定、使う予定はない。でも売らないという方結構いらっしゃいます。服は着て、車は乗って、ご飯は食べてその価値を発揮します。価値の反面には服を買う、車を買って維持する、食費を賄うためにじゃたらくなどの負担も生じます。家は?住まないと価値を発揮しませんね。ですが、税負担や維持管理負担、所有の責任(防火防犯)などの負担は負わなくてはなりません。つまり持っているだけでは負担のカタマリなんですね。ではなぜ売らないのか。良くお聞きする理由をご紹介します。
1. 心理的な理由
空き家がなかなか売れない大きな要因に、心理的なハードルがあります。特に親や家族など大切な人が住んでいた家の場合、「思い出が詰まっていて手放せない」「自分のルーツを無くしてしまうようで踏み切れない」といった感情が生まれやすいです。また、近所の目や親戚からの意見に左右されることもあります。このように、理屈では「使っていないし、売ったほうがいい」と分かっていても、心が追いつかず、つい売却を先延ばしにしてしまうケースも多いのです。こういった場合に「将来子供が住むから」とか「いつか使うかもしれないから」という理由に形を変えることもしばしば見受けられます。
2. 相続関係が複雑なケース
意外と多いのが、空き家の名義が複数人に分かれていたり、相続時の手続きが終わっていなかったりするために、すぐに売れないパターンです。兄弟姉妹や親族同士で不動産を共有していると、全員の同意が必要となるため、意見がまとまらず売却の話が進まないことがよくあります。また、相続登記を済ませていない場合、まずは名義変更から取り掛からなければなりません。これも大きな手間となり、空き家問題が長期化する原因となります。
3. 経済的な事情
経済的な理由も空き家を売らない大きな原因です。売りたい気持ちはあっても、「固定資産税や維持費が思ったより負担にならない」「今後、資産価値が上がるかもしれない」といった期待感からあえて売却せず、様子を見る人もいます。一方で、地方など市場価値が低い地域では「そもそも買い手がつかない」「売却額が安く、手間に合わない」といった現実的な問題もあります。
1の場合、思い出は胸の中にという考え方があります。でも、実際には所有には負担が大きく、そういっている間にも思い出の場所は劣化していきます。想いでの美しい場所ではなくなっていってしまうんです。残してくれたご両親は朽ちていく和形屋をご覧になりたかったでしょうか。思い出は胸にしまって前を向いて行動されてはいかがでしょう。
2の場合ですが相続の争点は変わってきています。中にはうちはいらないからと押し付け合いになる場合もあります。そもそも相続問題は当事者が主張を直接ぶつけあうことから始まります。私のような立場の者が介在し、意見調整をすることでスムーズにまとまることも少なくありません。ご売却して不動産から現金に形を変えて分け合うことで解決されてはいかがでしょう。
3ですが、今後不動産価格が高騰するとお考えの方どのくらいいらっしゃるでしょうか。バブル以降不動産価格は上がっていません。都心部のマンション価格高騰などは外国資本の影響と言われています。もし、バブルが再び起こるとしても、法制面で抑えられると考えます。バブルの反省は今も根強く残っています。また、建物価値は経年劣化と共に今も下がっているんです。待っていて待った分高く売れるということは考えにくいですね。
土地は消費物ではありませんが、建物は大きな消耗品です。今は住宅の体をなしていても、時が経てば廃墟となります。廃墟は売れません。廃墟があると土地としても売れません。解体工事費という数百万年の負担が新たに生じる結果となります。価値という意味では空き家の運用、処分は「待ったなし」と言えそうですね。どうしよう…となったらお気軽にご相談下さい。空き家のあれこれ解決しましょう。最初のご連絡は☎・✉・LINE・Instagram・お問合せフォームなど一番お気軽な方法で始めましょう。いつでもお待ちしています。
☆お問合せ・ご相談はLINEで始めませんか。コチラからどうぞ。
☆空き家を売らない理由…コチラもご参考にご覧下さい。
不動産の 武長 〒426-0019 静岡県藤枝市天王町三丁目2番10号 ☎054-631-5863 ✉info@takechou.com Instagram takechou_fudousan 公式サイト 武長.net 静岡県知事(2)第14232号
