皆さんこんにちは。武長のタケマサです。
大阪・関西万博始まりましたね。私が住む静岡県からはなかなかの距離となりますので、行けるか分かりませんが、世界最大の木造建築として認定された大屋根リングは見てみたいです。その他のパビリオンも興味深い内容となっているようですね。ゴールデンウィークには混みあいそうです。私は静かな温泉の方がいいかなぁと考えてしまいます。
さて、資金計画のお話です。前回までの3回は年収の30%・35%が返済できないという場合の家計管理のお話しをしました。30%・35%の返済ができないという場合には、家計に問題があるというお話です。今回は、住宅ローンの種類についてお話します。現在、国内の住宅ローン商品って何種類あると思われますか?およそ4800種類のローン商品が存在すると言われています。大変な数です。あなたはこの中からたった一つ、自分に最適な住宅ローンを選ぶことになります。この種類の中から見極めなくてはなりません。難しいですねー。
しかし、このローンの種類を一定のカテゴリーで分ければ、ローンの種類が5,000であろうが10,000であろうが2種類に分類できます。2つのうちどちらかと考えるとハードルが下りますよね。では、どのようなカテゴリーで分けるか。それは金利のつき方です。変動金利と固定金利、この2つに分けることができます。この金利のつき方。簡単なようで見極める際につまづくことが多いのです。
では、変動金利とはどのようなものか。簡単に言うと今日お金を借りたら最後までにいくら返せばいいか決まっていないもの。予測ができないものです。対して固定金利は、今日お金を借りたら最後まで返済条件が変わらないもの。途中で金利が変わらないものです。
カンタンですよね。でもつまづくんです。テストをしてみましょう。
あなたは銀行に行って窓口で「固定金利の住宅ローンを組みたいんですけど」とたずねます。すると窓口の担当者が「投稿の固定金利の商品には、3年・5年・10年のものがございます。なかでも3年固定の商品は只今キャンペーン中で更に金利がお得になっています。更に全期間通じて金利を1%割り引くサービスが付いていますから、3年固定のものがおススメです。」と説明しました。この会話かみ合っているでしょうか。皆さんはどう思われます?かみ合っていませんね。固定金利で借りたいと言っているのに、3年固定を勧めてきたのです。3年固定金利…これは明らかに変動金利なのです。長い長い返済期間の内、最初のたった3年間だけ固定金利にしますという商品なのです。だますというと表現が適切ではないかもしれませんが、固定金利の商銀ですと言って変動金利を勧めているのですから同じことですね。これに気が付くようにしましょう。
クーリングオフって制度皆さんご存知でしょうか?通販などで購入したものを一定期間以内なら返品できる、契約解除できると言う法律です。消費者を保護するためにある制度、法律です。この法律を用いてクーリングオフできない。契約解除できない契約があります。それは、金銭消費貸借契約です。お金を借ります・貸します。住宅ローンを借ります・貸しますという契約です。印鑑制度が無くなると言われていますが、ピンとくる言い方をすると、住宅ローンの契約は1回印鑑をついてしまうと、最後の1円を返し終わるまでどうともできないということです。借換を起こせばお話は別です。但しローン経費は二重払いで、借り換える商品が今より好条件とは限りません。ローンの契約は中途半端な知識で臨んではいけないということがお分かり頂けたかと思います。
では、どちらを借りたら良いのか。これは個々に一長一短ありますから、この特徴からご自身のライフサイクルに当てはめてご判断をいただくことになります。
変動金利は、返済などの条件が変わります。5年に一度返済金額の見直しがあります。「金利が2倍に変動した!返済金額はどのくらい上ってしまうのか…」という問題に対しては、返済金額の上昇の上限が設けられています。いくら上昇しても今までの返済金額の125%が上限となります。月々8万円支払っていたとすると10万円が上限です。「それなら何とか」と安心するのは早くて、上限は設けられていますがその金額の中で元本と金利の比率を変動させているのです。つまり、返済しても元本の返済は遅くなっているということですね。しかし、一般的に固定金利より金利は低く、この十数年は超低金利時代が続いています。例えば、お子さんが今大学1年生で、3年後には卒業して教育費用がいらなくなる。その間の返済は安定した条件でとお考えなら、3年固定の商品を選択するなどライフプランに併せてお選びになるというのはいかがでしょうか。その間も金利の情報にはアンテナを張っていく必要はあると思われます。
固定金利は返済の条件、特に金利が変わりません。最初に決めた返済金額を最後まで同額で支払っていけます。これが最大のメリットではないでしょうか。しかし、前述のように変動金利に比べると金利は高いものになります。また、変動金利がさらに低くなることがあっても固定金利は下がりません。良くも悪くも一定金額なのです。しかし、変動金利の水準を見ると、現況としてはこれ以上は下がらないのでは…とも考えられます。安定した条件で将来にわたるライフプランを立てられたいという方にはお勧めです。しかし、固定金利商品の代表的な商品、フラット35には建物に技術的基準などが定められています。土地の最低面積などについても条件があり、ご購入になるものによっては使えない場合もありますので事前に調べる必要があります。この点はご注意ください。
今回も長文お付き合いいただき誠にありがとうございます。資金計画についての書き込みをはじめてから、多くの方に読んでいただけるようになりました。重ねてありがとうございます。固定金利や変動金利と同様、計画によって選択されるものがあります。そして、それは一概ではありません。様々な組み合わせのしかたはお客様の数だけあります。「ウチはどうなんだろう」と思われたらお気軽にご相談下さい。まだ計画段階なんだけどという方でも、いえ、計画段階だからこそ必要だと考えます。そのためのお話しをしています。LINEやメールからでも初めていただけます。どうぞお気軽に資金計画体験してみて下さい。では、長文おつきあいありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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