皆さんこんにちは。武長のタケマサです。
大型の台風が接近していますね。最大風速70ｍとか…。50ｍの風速で自動車が転倒すると言いますから恐ろしい風です。進路にあたる地域の皆さん、充分な備えといつでも避難できる心の準備をお願いします。
昨今、空き家が社会問題化しています。これは根本的に何の問題でしょう。有効活用されない不動産の問題でしょうか。維持管理についての所有者の負担の問題でしょうか。廃墟化して町の美観が損なわれる問題でしょうか。それらもその一部ではあるでしょう。でも本質は地域住民が被る迷惑の問題ではないでしょうか。
そこに人が住まない家があるというだけなら問題化しないと思うんです。そういった家があることで不審者が居ついたり、放火の心配があったり、害虫や動植物の発生があったり、災害時に対応する人がいなかったりという心配や負担を地域の皆さんに強いることが問題なのではないでしょうか。
台風で屋根瓦が飛んできて窓が割れた。壁がはがれて飛んできた。地震で倒壊の恐れがある。などの場合に持主に知らせたいけど連絡先が分からない…。これが多いので相続登記が義務化されたんですよね。この相続登記の義務化についても倒壊の恐れがあるなどの際に地域の危険を排除するために所有者を明確化しておくという制度で、周辺住民の安全安心のための法整備なんです。つまり、倒壊しそうな家の所有者に知らせるためではなく、地域住民のためなのです。
そういった意味でも「空き家問題」は所有者側の問題ではなく、空き家がもたらす地域の不利益の問題なのです。窓の向こうに見えるお隣のお庭が、空き家になってから人の背丈より高い雑草だらけというのもいやですよね。ご近所の方に地域の空き家のお話をすると「何とかして」というお声をいただきます。やっぱり地域から快く思われないもののようです。
空き家の持主の方も一生懸命に維持管理をしているのは分かります。ただ、そこを生活の場としている皆さんにとっては心配や不安のもとになってしまうんですね。所有者の方にも地域の方にもいい方向があるはずです。そういうお話をしています。最も良いと思われる方向で最良の成果を得る方法を考えてみませんか。いつでもお話下さい。お待ちしています。
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