皆さんこんにちは。「不動産の売り方」というタイトルでスタートです。今さら?という声が聞こえそうですが、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?不動産業者に頼むということ以外ではどのようなことをお考えでしょうか。不動産をご売却になる理由、目的によって変わります。そんなお話をしましょう。
カンタンに説明すると、不動産業者による買取という方法があります。これにはメリットとデメリットがあります。メリットとしては現金化が早いです。不動産業者が商品を仕入れるために買い取るわけですから、収支が合えばその金額で買い取ります。デメリットはまさしくその金額なのです。ビジネスですから利益を出さなくてはなりません。不動産を買い取るためには、登記費用・不動産取得税・印紙代金・融資諸経費や金利など様々な経費が掛かります。また、商品にするための工事費用なども必要になります。それらを支払ったうえで利益を出さなくてはなりません。そのため、売買金額は低くならざるを得ません。ただ、メリットであるところの確実性、スピードを重視するのであれば、お住まいの買換えや、事業資金のための現金化という目的に対して計画が立てやすいという利便性があります。
もう一方は、不動産仲介物件として販売する方法です。ご自身で価格を決めて、不動産会社が中に入り一般の購入希望者を探す方法です。ご自身で価格を決めると言っても、1,000万円相当と考えられるものを1億円で売りたいと言うのは現実的ではありません。はっきりムリです。そのため、目安となる査定価格はご提案します。この方法のメリットは、不動産業者の買取りと違いエンドユーザーがお住まいを求められることになりますから経費を検討する必要がありません。少なくともその分は高く売れるということになります。デメリットはいつ売れるか分からないという点です。買取と違って一般の購入希望者の方はいつ手を挙げてくれるか分かりません。また、手を挙げたとしても住宅ローンなどの融資を確実に受けられる保証はありません。ローンが通らずお話が流れてしまうこともあります。なので、お住まいの買換えなどが売却の理由だとするといつ売れていつ払えるか分からないということが言えます。つなぎローンを組むなどの必要が出てくるわけですね。
どちらの方法も一長一短ですね。でも、目的に合わせてご検討になれば選択は可能ですね。不動産の売り方は選べます。「ウチの場合はどちらにあてはまるのかな?」など気になった方はお気軽にお話下さい。いつでもご相談承ります。次回は不動産売却、買取の依頼先、不動産業者の選び方についてお話ししましょう。