最近増えているご相談

皆さんこんにちは。武長のタケマサです。

今日(10/7)は寒いですねー!急に寒くなってしまって秋を飛び越して冬を感じさせる陽気です。しかし、明日からは予想最高気温24℃と平年並みに戻るとのこと。皆さんも体調管理にはお気を付け下さい。

不動産のご売却・買取りのご相談で最近ある傾向が見られるようになりました。相続に絡むことなのですが、相続される側である親御さんからは「子供が遠方で仕事をしていて、そちらで住まいのあるので実家は相続しないと言っているんです。」相続を放棄すると言われてどうしたら良いかというご相談が寄せられ、相続を受ける側であるお子さん世代からは「住む予定も使い予定もない不動産を相続したけど、管理などの手間や負担が重く何とかしたい。」というご相談が寄せられます。人生100年時代ということで元気なお年寄りがたくさんいらっしゃいますね。それは良いことです。しかし、以前のタイミングから言うと相続が遅れているのかもしれません。土地価格が下がり、ローコスト住宅などのお求めになりやすい建物が普及しました。ご実家を相続する前にお子さん世代もお住まいをお求めになってしまうんでしょうか。そして、長期化した低金利期間のお陰で既に住宅ローンも完済して、繰り上げ返済の財源が必要なくなっているのかもしれませんね。

また、お子さん世代は暮らし方の多様化もあり、地元で働き暮らしていくという選択肢の一方でより良い仕事を求めて県外などへ移住するという選択をされる方も多いと思います。暮らしの拠点を既にそちらへ移しているため、リタイア後も帰る予定がないという方が多いです。親御さんが90代だとするとお子さんは70代です。お孫さんも巣立っているお歳ですよね。ご家族の生活拠点を動かすにしても70代からでは大変かもしれません。

相続放棄された財産はどうなるかご存知ですか?法的に言うと「国庫に帰属する」という言い方をします。国に返すということです。「返す?」と思われるかもしれませんが、基本的に法律では土地などは全て国のものなんです。例えば土地とします。所有権というと持主の証明みたいなイメージですが、所有権というのは仕様収益権という使う権利と、処分権という売買や賃貸ができる権利が合体した権利です。なので根本的な考え方は国のものを処分権の行使で購入し、仕様収益権として家を建てて住んでいる、アパートを建てて課して家賃収入を得ているという考え方なんです。誰も相続しないと国のものになってしまうんです。

だったら…売りますよね。「欲しい人がいれば上げてもいい」何位言うお爺さんもいらっしゃいました。思わず下さいと言いそうになりましたが、それは言えません。なのでご売却をお勧めしました。場所も良かったので、分譲業者さんが分譲地用地としてご購入下さいました。ご売却したお金は息子さんたちにお分けになったそうです。「一つ片付いた」と仰っていました。不動産では要らなくてもお金ならっていうとイヤなお話に聞こえるかもしれませんが、受け取れるんですね。住む場所を変える必要が無いので、相続についての一番の障壁が無くなるとも言えます。送った側も、その資金がお孫さんの学費になる、ご結婚資金になる、マイホームご購入の自己資金になるとお考えになればご自身の肉親に遺すことができたと考えてもよろしいのではないでしょうか。受け継いだお子さんの方も同じですね。お子さんの大学進学資金や、ご自身の住宅ローンの繰り上げ返済などにお使いになれれば「お父さん、ありがとう」と感じられます。

遠隔地でのご売却は手間が掛かるとお思いになるかっもしれませんが、お任せ下さい!私共は関東圏からカリフォルニアまでの方の不動産ご売却をお手伝いしてきました。こちらにいらっしゃる回数を最低下限にするよう計画を致します。「草刈りやせいきんの負担はもういや!」という皆さんも、どうぞお気軽にご利用下さい。ご売却や不動産買取のお手伝いは武長にお任せ下さい。地元の方ももちろん大歓迎です!お待ちしています。

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