空き家を売らない理由

皆さんこんにちは。武長のタケマサです。

今日(3/2)は暖かいですね。春の陽気です。しかし、花粉も多いようで今日は目が切ないです。この暖かさも明日からは寒さに変わるとのこと。このところの陽気は寒暖差に悩まされます。花粉だけではなく寒暖差にも負けないように頑張って参りましょう!

昨今空家問題が話題となっています。一般の方からは「なぜ空き家が増えるの?売ればいいのに」という声が聞かれます。まぁ、その通りなんですけど。空き家のオーナー様に今後のご予定は?とお聞きするのですが、特に考えていないとの回答が多く、かと言ってご売却になるかというとそうではないと言われます。そうなんです。私どももご売却をお勧めするのですが、お売りになる方が少ないというのが現状なんです。何故なんでしょう。

国土交通省の空き家所有者実態調査と最新の研究データに基づき、空き家を売らない主な理由を分析しました。

①物置として利用(約30%)最も多い理由が「物置として使用している」というものです。

②将来的な使用予定(約25%)二番目に多い理由は将来の使用可能性です。

③解体費用の負担(約20%)建物の解体には高額な費用が必要となります。

④思い入れや愛着(約15%)感情的な理由も大きな要因となっています

⑤相続問題の未解決(約12%)権利関係の複雑さが障害となっているケース。

⑥売却価格への不満(約10%)市場価値と所有者の期待価格の乖離。

⑦税金対策(約5%)固定資産税等の税務上の理由。

⑧売却手続きの煩雑さ(約3%)売却プロセスへの不安や知識不足。

国土交通省の分析ではこれらが空き家を売らない理由とのことです。①につては物置にしては固定資産税などの経費が掛りすぎのような…。いつか片付けるという時に増えすぎた荷物が問題となりそうです。②は多数派という印象があります。お子様が住むというものですが、現在築30年としてお子様が独立されるまでに15年とします、その時築45年となっています。お子様がお住まいになるでしょうか。また、それまでの維持管理コストに見合うでしょうか。再考が必要かと思われます。③はすでに廃墟となっている場合には解体が必要ですね。その場合には土地としてのご売却となりますので、空き家を売らない理由というより事前の工事費の用意が難しいということでしょうか。その場合には解体更地渡しという条件で販売し、売買契約後に解体工事を行い代金領収後に解体工事費を支払うということも可能です。④は感情面ですね。分かります。分かりますがそうしている間にも思い出の場所が廃墟化しています。ご自身がそういった姿を一番見たくないのでは。⑤もありますが、相続登記は義務化されていますから早期に合意して登記する必要もあります。私共のような第三者を介することでお話がスムーズになることもあります。ご利用下さい。⑥は市場に逆らうわけにはいきませんのでご納得できないのであれば所有を続ければよろしいかと思います。先ほども述べましたがその間にも廃墟化が進み、さらに評価は低下していくのですが。⑦は前向きな所有と言えますね。⑧については私ども業者にご相談いただくことで「なーんだ、それでいいのか」となることが多いです。手続きにつきましても代行できる限りは代行いたしますのでご安心下さい。

国土交通省の分析で挙げられた売らない理由は、考え方ではありますがクリア可能なことが多いということと、その理由で所有を続けることのメリットについて再考が必要と思われることがほとんどです。では所有のデメリットとはどんなものがあるでしょうか。

同じく国土交通省によると①劣化の進行、②維持費用の継続的負担、③周辺環境への悪影響が挙げられます。①は先ほどより申し上げている廃墟化ですね。一定水準まで進行すると中古住宅市場で流通できなくなってしまいます。そうなると解体工事費用を負担して土地として売却することとなります。②これが重いのではないでしょうか。空家特措法で管理不全空き家などに指定されると固定資産税が6倍になります。建物の修繕や草刈りなども重い負担ですね。③については空き家の劣化が進むと景観が損なわれるなどの問題があります。また、不審者の立ち入りや放火など治安面での問題や倒壊の危険などはご近所のみなさんご不安化と思います。

空き家を売らない理由はいろいろありますが、建物は大きな消耗品です。人が住み続けている建物でさえ経年劣化は進みます。空き家についてはさらに早く劣化が進みます。「もう売ろうか」という時に売れる状態か否か、「あの時に踏み切っていれば…」「解体工事費用200万円が余分にかかるなんて」ということにならないうちに一度お話してみませんか?売るだけが活用ではありません。古民家カフェや民家宿泊施設など、新たな分野での活用も増えています。しつこい・強引は致しませんの武長をお気軽にご利用下さい。いつでもお待ちしています。

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